その8

歩数計の効用(その二)

 前回、「目標をたてて歩く機会を増やすこと」を提案させていただきました。当然目標を達成できる日もあれば、できない日もあるでしょう。そのうち、「あと300歩足りない。よし、5分歩いてこよう。」・・となってくればしめたもの。歩数は目に見えて増えていき達成の度合いが高くなります。コンスタントに目標が達成できるようになれば、目標値をあげましょう。「一日一万歩」の根拠については以下の通りです。厚生労働省の「健康日本21」によると日本人の一日の平均歩数は男性7136歩、女性6117歩(年齢別では、男性60歳代7092歩、70歳代以上4890歩、女性60歳代6234歩、70歳代以上3872歩)です。あなたの歩数は年代別、もしくは日本人平均と比較してみていかがですか?ちなみに「健康日本21」では健康のためには男性9200歩、女性8300歩を目標に・・と提唱しています。

 また、ある研究グループによると、平均的日本人の一日の摂取カロリーと消費カロリーの差は300キロカロリー程度だそうで、このカロリーを蓄える?事が肥満につながるわけです。この300キロカロリーを消費するのが約一万歩・・なんだそうです。当然男性、女性また年齢によりデータは変わるわけですが、あくまで目安と考えてください。

 万歩計という言葉、厚生労働省の9200歩、300キロカロリー消費のための歩数、この辺から「一日一万歩」が合言葉になったのかもしれません。でも何も無理をする必要はありません。前回申しあげたように、あくまでも無理をしない自分の目標に向かって楽しく歩きましょう。

 目標の決め方も色々ですよね。とりあえず、一日の目標を決めて、一か月のうち何日達成したか、また、半年で何日達成したか・・etc。自分なりに無理のない目標を立てましょう。達成したら自分に「褒美」をあげましょう。ケーキをおなかいっぱい・・はいかがなものかと思いますが、夕飯のおかずを少し豪華に・・なんていいですね。歩数計で目標の達成感を感じながら楽しく歩いてみたらいかがでしょう。
                                                      神野 眞人